今日の一言(2010年分)

  職員朝礼での社長訓話集     一つ戻る  最新版へ戻る  

12月23日 続・選曲と曲順

 青梅市内には老人ホームがたくさんあり、うちの学校が慰問演奏でお邪魔しているのは、そのうちの5箇所くらいです。老人ホームの利用者さんたちは、皆さん音楽が大好きです。元々お好きだった方もいらっしゃるでしょうが、頻繁に慰問演奏の団体が来るもんだから、それによって音楽好きに改造されてゆく効果も、少なからずあるのではないかな。では前回同様に、実際のプログラムをご紹介しながら話を進めましょう。この秋に青梅療育院さんと博仁会さんで演奏した曲目です。

 @365歩のマーチ
 A時代劇メドレー(水戸黄門、銭形平次、大岡越前、暴れん坊将軍)
 B鉄腕アトム
 C川の流れのように
 D日本の歌(夕焼け小焼け、七つの子、月の砂漠、赤トンボ)
 E風になりたい
 ※みんなで歌いましょうコーナー(もみじ、里の秋)

 やはりオープニングは元気な曲がふさわしく、水前寺清子のこの曲に勝るものはありませんな。時代劇のテーマ曲は、水戸黄門単品で演奏してもよいです。水戸黄門は、利用者さん全員が見る番組で、絶対にはずすことができない1曲と言ってよい。ずいぶん前、水戸黄門を演奏し終わった直後、「銭形平次やって〜」というリクエストをいただき、それ以来、銭形もやるようにしています。銭形も越前も、今の高校生が知らない番組なので、練習中に説明するのがたいへんだな。片岡千恵蔵のものまね得意なんだが・・・。大江戸捜査網くらいになると、もはや新し過ぎて、桃太郎侍なんて論外だな。アニメソングは、アトムかサザエさんのみOK。川の流れも定番曲です。これに代わる候補としては、「見上げてごらん夜の星を」をよく演奏します。童謡は非常に喜ばれます。お年寄りは、昔のことの方をよく覚えていらっしゃるので、もみじや里の秋となると、たいへんしっかり歌われます。最近、アンコールで「風になりたい」を入れてます。高校生らしい、元気な曲も入れたら・・・というご提案もいただきますし、若い職員さんや利用者のご家族なども、立派な聴衆ですから、若者向けの曲はあってもよいだろう。
 上のプログラムに不足しているジャンルは、さて何でしょう?実際、演奏を終えた直後に、ある利用者さんからリクエストをいただいたのですが、それは「インザムード」や「茶色のこびん」でした。ジャズが好きなお年寄りは非常に多く、インザムードはしょっちゅう入れるのですが、今回は編成の都合で外していました(泣) グレンミラー、ベニーグッドマンなどのメドレーもので、「レッツスイング」という吹奏楽譜が出版されていますが、これは非常におすすめ。逆に、これだけは外しておきたいというジャンル・・・それはディズニーものです。演奏したことありますが、ビックリするくらいウケませんでした。TDLがオープンして、まだ25年しか経っていません。老人ホームで「ホールニューワールド」を演奏して喜んでもらえるには、あと50年待たねばなりません。

12月18日 選曲と曲順

 イオンモール日の出で演奏してきました。お店からのご提案は、30分程度のステージを、11時、14時、16時の3回公演で・・・ということだったので、中味についてはこちらで考えました。今回を例にとって、選曲のプロセスをご紹介します。
 30分ステージというのは、地域密着型コンサートでは最も多いパターンで、通常サイズの曲だと7曲+アンコール=計8曲くらいです。8曲という枠に何を入れるかというのは、「今できる8曲は何か・・・」という制約に基づいて決める場合もありますが、レパートリーがたくさんあるバンドなら、客層を予想して喜ばれそうなものを選んでゆきます。私の場合、実を言うとアンコールとその1曲前(本編のトリ)を先に決めちゃうことが多いです。一番盛り上がる瞬間なので、何で締めようかってことだな。トリの1曲は超盛り上がるやつで決まり。アンコールは、同じく超盛り上がりで行くか、意表をついてバラードっていうのも渋いです。終わりが決まると、次はオープニングとスロー。何と言ってもコンサートの一発目は大事で、パンパカパーンと華やかなやつで行きます。地域コンサートは、野外や人通りの多い所でやることが多いから、スッチャカスッチャカ賑やかな曲が多くなるので、1つは必ずスローテンポのシットリ系が欲しいです。これはコンサートの真ん中へんに入れます。後は、プログラム全体の流れが良くて、MCが喋りやすいように組めば完成。では実際のイオンモールX’masコンサートのプログラムをご覧ください。

@ X'masディスコキャロル A オーメンズオブラブ B X'masディスコキャロル
夢をかなえてどらえもん 踊るポンポコリン じょいふる
ディズニークラシックスレビュー さんぽ モンスター
スリラー 島唄 鉄腕アトム
インザムード ありがとう ユーロビートディズニーメドレー
川の流れのように X'masメドレー2006 青春のかがやき
勝手にシンドバッド 宝島 ディープパープルメドレー
春風(アンコール) 君の瞳に恋してる(アンコール) 風になりたい(アンコール)

 イオンモールには長時間滞在するお客さんが多く、3回公演のすべてを聴きに来る人も想定して、曲をダブラせない方針にしました。ダブっているのは@とBの1曲目だけです。3回とも、上に述べた方針に従って組んだことがご理解いただけるでしょう。曲をダブらせて組む場合、最低限、曲順くらいは入れ替えたいところです。バンドによっては、曲順はもちろん、MCの1字1句まで同じという2回公演をやったりしていますが、落ち着けるのを通り越して、緊張感が不足するのが恐いな。
 プログラム作りのもう一つのコツは、担当の委員か指揮者がズバっと提案することです。これ、みんなで相談し始めたら永久に決まりません。ある曲では活躍の場が多いけど、他の曲ではヒマとか、一人一人やりたい曲は違いますから、時間をかけちゃうと期待が余計に膨らんで、お目当ての曲が漏れた時の落胆が必要以上に拡大します。上の表の状態にしてから一気に発表し、「これでどう?」と聞けば、まず修正動議なんか出ません。・・・というわけで、商店街演奏を例にしましたが、次回は高齢者施設での選曲について考察します。

(イオンモール日の出 1Fメインコートにて 2010.12.12sun)


12月11日 バス旅行パズル

 いやあ、このパズルは楽し過ぎ!沖縄の実踏計画を書くのに、バスの時刻表をたくさん調べなくてはならず、最初は面倒くさくてやだなあと思ってたのですが、いざ始めてみると熱中しちゃいました。鉄道ではこういうのをやった事がありましたが、バスの方がはるかに複雑で、難易度高め。特に沖縄のバス路線は系統数も多くて、楽しさ倍増です。沖縄に着いてからもあれこれ考えて、何と東京に戻ってもまだやってます。「あの時は、こっちの乗り継ぎの方がベターだったのではないか?」なんて具合に、終わったことを検討したり・・・とか。マニアック過ぎだな。ホテルのフロントで、沖縄中のバス時刻表が1冊になった本を借りることができて大感動!こいつは便利だから、是非お土産に買って帰ろうと思い、最終日に国際通り近くの大きな本屋で聞いてみたら、「路線図だけなら無料で差し上げますよ」ですって!なかなか立派な、見やすい路線図でした。ううん素晴らしい。ネット検索してみると、バスだけを使って沖縄旅行して、その詳しいタイムテーブルを公開してくださっている方が、たくさん存在します。奇跡的な効率の良さで、めいっぱい回っている方もいてビックリ。皆さん、苦労して・・・というより、パズルを楽しんでますねえ(笑)
 では、皆さんにもチャレンジしていただきましょう。第1問は、我々の実踏3日目(最終日)における、私の行動計画です。私の・・・という意味ですが、現代の実踏では、2人の教員がすべて同一行動を取ることはありません。同一行動なら1人で十分だろ、という事になるので、基本的に別行動です。第1問(易) スタートは沖縄本島北部、今帰仁近くの仲宗根バス停とする。伊江島に渡って打ち合わせを行い、午後1時半までに那覇市中心部の国際通りに到着せよ。第2問(超難) スタートはゆいれーるの牧志駅とする。西海岸の恩納村山田、東海岸の宜野座中央公民館付近。この2箇所で打ち合わせを行った後、美ら海水族館を下見し、最後は仲宗根に到着せよ。(正解はメールで教えます) ちなみに仲宗根という地名は、リゾートホテル・ベルパライソの最寄りバス停です。(最寄りと言っても、たっぷり3kmある) とりあえず、沖縄の交通網については、むちゃくちゃ詳しくなりました。これから下見に行く先生方、何でも聞いて下さい。ほ〜っほっほっほ・・・。

11月26日 斬新なシナリオ

 今日は真面目に本業の話題で、最近の授業の様子をご紹介しましょう。理科総合A・・・単元は「生活の中の物質」で、前回は「医薬品」のお話。アスピリンのような対症療法薬から、ペニシリンの発見を境に、抗生物質の時代に移り変わってゆく歴史がメインで、ついでに最近話題のiPS細胞を利用した「再生医療の可能性」なんかにも触れたいところ。私の授業プリントは、思い切って「枕草子第25段」から入ります。日本全国、この単元を教えるのに「枕草子」で導入する先生はいないだろうな。では、この日のシナリオを披露しよう。
 千年前の日本では、急病人が出たら、お医者さんではなくて修験者(陰陽師みたいな・・・)を呼びに行ってたことを示すエッセイで、病気の原因は悪霊と考えられていたことがわかります。さて、世界に目を向けてみると、紀元前のアテネでは、すでにヒポクラテスが病院だか薬局だかを営んでいました。その後、サリチル酸の抽出や合成から、アスピリン全盛時代を迎え、抗生物質の発見へと続く・・・。このままだと、常にヨーロッパが先を走ってて、日本は遅れてる印象だけが残ってしまいますが、遺伝子治療や再生医療に触れた後、最後にどんでん返し。最近の研究で、「病は気から」というのは、科学的にも正しいと言われている。枕草子の時代、かなりの病人がお祈りの威力で完治していたのではないだろうか。「もう悪霊は出ていきましたよ」と言われて、治ったと思い込むから本当に治るわけだ。今後、どんなに医学が進み、新薬が開発されても、最後は治ると信じる気持ち・・・これが一番大切なんだろうな。今日の授業終わり!
 というわけで、私が一番強調したかったことを、最後にもう一度「枕草子」を登場させて締めくくりました。最近、ありきたりのシナリオに飽きてしまい、話してる自分がテンション下がるのを避けるため、こういう凝ったシナリオにしてます。最初の5分に配置した伏線が、最後の最後に意味を発揮する・・・みたいなの。普通のシナリオに比べて、エンディングがバシっと決まる感じが良い反面、タイム管理をしっかりやらないと、オチを言えないまま時間切れという危険があるな。
 もう一つのやり方は、3年生の選択科目でやりましたが、究極のインプロヴィゼイション授業・・・。生徒を適当に指名して「何か一つ質問しなさい」と要求。その質問に答える形で授業を進めるのだ。ただ「質問を」じゃ余りにも漠然としてるので、少し範囲を狭めて「お題は生命」とか決めてから始めたりもします。答えに窮する問いが飛び出す可能性は高く、その緊張感がたまらん。
 要するに、ベテランと言われる年代になったら、マンネリに陥らない工夫が必要ということである。50代の「生ける屍」とか言われてるような先生がいらっしゃいましたら、是非参考になさってください。ほ〜っほっほっほ・・・。

11月22日 たぶん消えゆく修学旅行

 あと20年くらいじゃないだろうか?修学旅行という言葉が懐かしく語られるようになるまでに・・・。そもそも、修学旅行というのは、家族旅行なんてあり得なかった時代の日本で、せめて京都奈良くらい見学させておこう、という目的で始まったんじゃないだろか。今みたいに、沖縄修学旅行の事前学習で、「先生、これってマイル貯まりますか?」なんて質問する子がいるようなご時世、もはや役割を終えているのかもしれません。その沖縄に来月下見に行くのですが、まずは役所からの厳しい質問にさらされます。
Q1:毎年行き先が沖縄なのに、下見の必要があるのか?
A:その質問、面白過ぎ。学校としては毎年沖縄に行ってても、引率するメンバーは変わるのよ。その年の担当責任者が下見しないで、誰が計画立てろって〜のよ。おっと、毎年行ってる人いるの忘れてた。校長先生!校長が毎年計画たてるんなら、たしかに下見いらんわな。
Q2:1人で十分だろ。2人行く必要あるのか?
A:学校に業者を呼ぶ時は、必ず複数で対応しろって指導されてるのだが、遠く離れた出張先ではお構いナシってか?癒着してきちゃうぞ〜・・・ってのは冗談としても、下見に行ったその1人が、来年転勤とか病欠なんてこともあるわな。現地でいろいろ下す判断も、複数の方がいいに決まってるわな。
Q3:路線バスが存在する以上、タクシー使用は認めません!
A:沖縄の田舎の方では、1時間に1本以下の所もザラで、1日たった3本なんて路線もあるんだよね。ローカル鉄道の旅に挑戦した人なら解ると思うけど、回る順番を考える作業はまるでパズル。でもどう頑張っても回れっこない。だからやり方は、次の2つのどっちかになる。@自腹切ってタクシーに乗り、全部を回りきる。A回れない場所があってもやむなしとする。
@は、ちょっとくらいならやりますが、限度があります。部分的にでもAを採用せざるをえません。でもこのAって、どう思います?誰も下見してない場所に、大勢の生徒を連れて行くってことで、ぶっちゃけ出張旅費(都民の税金)を浮かせるのと引き替えに、生徒の安全を犠牲にすることです。それが原因で事故が起きたりしたら、まず校長に責任が降りかかってきます。そう考えると、そんな博打みたいな危険な行事、絶対にやりたくないでしょう。というわけで、修学旅行(・・・だけにとどまらず、危険が伴う行事すべて)を廃止する学校が続出すると予想します。僕らはある意味、楽ちんになっちゃうわけだが、何か味気ないよな・・・と思います。

11月13日 インチキ占い師

 って、何を隠そう私のことです。うちの学校は、総合学科高校といって、2年生からたくさんの選択科目を取って、大学みたいに一人一人違った時間割で動くようになります。ということは、1年生の後半に、「来年何を取ろうかな」ということを、先生と相談しながら決めるわけです。例えば「僕は理系に進みたい」→「じゃあ、数UBと物理化学が必要だね」とか、「私は国立の文系に行きたい」→「ならば、日本史と古典を4単位の方で取っておこうか。」・・・なんてやるわけだ。しかし!そういう子ばっかりだったら苦労は無いんですよ。「何をやりたいか決まっていないんで、何を取ったらいいかわからないんですけど・・・」 もっともです。○○専門学校だったら、○○をやりたい人が来てるに決まってますが、高校では、って〜か大学だって、将来の目標を見つけるために来る、という人は多いはずです。理系か文系か、大学か専門学校か就職か・・・も決まっていない子は、何を選択したら良いのでしょう?まあ、あらゆる進路(大学の理系文系も含めて)に備えるとすれば、普通科みたいに数学も古典もやっておけば間違いないのですが、うちの学校独自の特色ある科目を取れる隙間がなくなります。また、そういう座学系の難しい科目ばっかり取って、いざ推薦で出願しようと思ったら成績が足りない・・・なんていうリスクも発生します。どうすりゃいいのよ?ってことで、担任の先生も悩むとこと。結局、この「何を取ったらいいでしょうか?」という相談に対しては、的確なアドバイスなんて存在せず、占い師になるしかありません。私は、面談の中でいくつか質問しながら、その子の興味、適性、根性を調べてゆき、最後は自分の眼力を信じて「君は○と△を取るべきだ。◎と●は不要!」と言い切ります。余りにも迷い無くズバっと言うので、生徒が一瞬「ええ〜っ!先生、その選択で大丈夫なんですか?」と不安になりますが、「○は君に向いてるから絶対に伸びる。とことんやって見ろ。●は万が一必要になったら自分でやればいい。お前ならやれる。以上だ!」 後で冷静になって、自分はその子についていったいどれだけ知ってんのよ・・・って考えると、私のやってる仕事はインチキ占い師そのものですが、実際に上手く行ったケースは多いです。ただ、私の眼力が正しかったというより、そう言われてその気になって頑張っちゃったから、というのが真相でしょう。私は、占い師なんてみんなインチキだと思っていますが、信じた人がそれを拠り所に未来を切り開けるなら、それも立派な社会貢献だな。明日からも、インチキ占いは炸裂し続けます。何かで迷ったら、どうぞ私に聞いてください。ほ〜っほっほっほ・・・。

11月 3日 ドイツ語入門

 勉強開始3日目です。英語は話せません。それがなんで突然ドイツ語を始めたかというと・・・。先月うちの学校が、ボッパルト市の高校と姉妹校になって、その調印式の場には大勢の人がいましたが、ドイツ語と日本語の通訳ができる人は、その場にたった2名でした。英語を話せる人はきっと何十倍もいるはずなので、私は希少価値を狙うことにしました。今度ボッパルトから訪問団が来たときは、私はその全員と世間話をして、次はこちらからの訪問団に入ってドイツに行き、一人で街へ繰り出して、ビールとソーセージの店に入って世間話をする、という計画です。ウイーンに住んでみたいという野望もあるので、今回はドイツ語始める良い機会だな。半年でペラペラになる予定だと言ったら、誰も信じてくれませんでしたが、勝算は無いことはありません。私は音楽的な耳が非常に良いので、たぶん語学の習得は速いでしょう。耳の良さを最大限に生かそうとして私が選んだ勉強法は、独語検定4級というテキストにくっついてきたCDを、テキストを見ずにひたすら聴きまくるというものです。かなり長い曲だって、何度も聴いていれば、ハーモニーや対旋律など細部まで含めて覚えちゃいますから、1〜2ヶ月もやればこのCDかなりの部分が頭に入るでしょう。それからテキストを見て、言葉の意味や綴りを確認する・・・という計画ですが、どうでしょう?すでに何カ国語かマスターされた方のご意見を伺ってみたいな。でも、そんなんじゃ話せるようになるわけねぇだろ、って言われたとしても、余計意地になって頑張るだけだろうな。
 それにしても、私はここ最近いろいろなジャンルで努力しているから、生徒諸君も見習ってもらいたいもんだな。マラソンは、まるっきり走れなくてウオーキングから始めて2ヶ月。今は5kmコースを楽なペースで完走していますが、キロ6分を少し切るという段階。これは、当初の見込みでは年内に到達予定だった目標なので、計画は大幅前倒しです。あとはピアノ・・・。年明けにかなりの難曲を人前で弾かされることになってしまい、悪戦苦闘中ですが、何とかクリアできそうな見込み。では半年後、ドイツ語でお話ししましょう。ほ〜っほっほっほっほ・・・。

10月27日 領有権

 尖閣諸島のことが問題になっています。家や土地を買ったことがある人はご存じのはずですが、土地の所有権は登記簿という書類に記録されます。その土地をちゃんとした手続きを踏んで、大金を払って買ったとしても、登記をしていなかったために、取り上げられちゃうということが起きます。尖閣諸島みたいなのを登記してくれる役所って無いんだろうか?あと、例えば今現在我が家が住んでいる土地は、前の所有者から買ったわけで、登記簿を見れば、さらにそれ以前の所有者もわかります。でも、それこそ登記なんてのが無かった大昔に、一番最初にこの土地の所有者になった人は、どうやって所有者と認められたんだろうか?何十年も住み続けて既成事実化したのでしょうか?いろいろ解らないことだらけなので、誰か教えてください。
 ところで、尖閣諸島みたいな問題が学校内にも存在するってご存じですか?私の知っているいくつかの学校では、視聴覚室という特別教室が、なぜか吹奏楽部に占領されています。視聴覚室は、大勢でビデオを見たりするための部屋で、音楽室よりも広い場合が多く、しかも防音だから、大編成の吹奏楽部にとっては絶好の合奏場。そして、調理室とかLL教室みたいに、特定の教科に属していないため、たびたび吹奏楽部に使わせているうち、ティンパニやマリンバが置きっぱなしになり、やがて視聴覚準備室に楽器庫や譜面棚が設置されちゃうと、もはや吹奏楽部員が我が物顔で常駐開始。こうなってから「やっぱりここは社会科の領土だ。返還せよ」とか主張しても手遅れなんだろうな。うちの学校はとてつもなく広いのが自慢で、部屋もたくさんありますが、開校からの4年間で、領土問題はあちこちで発生したと思います。例えば全日制vs定時制・・・基本的にはすべての施設を時間帯で区切って共有するのが建前ですが、実際には完全に一方の領土となって、他方が入れないようになっちゃった部屋があります。また、ある教科の先生たちがいつの間にか住み着いた部屋、というのもいくつかあって、たぶん「ここはみんなの部屋だから占有するな」とか言っても、「なんで今さら急にそんなこと」ってなるでしょう。領土というのは、きっと最初に住み着いた者勝ちなんだろうな・・・。私が悔やんでいるのは、せっかく開校時からいて、領土を広げるチャンスがいくらでもあったのに、それを活かさなかったことです。うちではもう遅いから、次の学校に転勤したら、連日どっかの科目の準備室の前に出撃し、突然パート練習を始める等の挑発行動を繰り返し、そこの先生が穏便に済ますために「この部屋をパー練で使ってもいいよ」と言ってくれたら儲け物。領土を広げるためには、そのくらいの図々しさが必要だと最近のニュースは教えてくれるが、やっぱり私にはムリそうだから、おとなしく音楽室で練習します。

10月19日 続・気合いの入れどころ

 大編成のクラシック曲をSAXオーケストラに直す時、上下とも1オクターブ近く狭い範囲でやりくりする覚悟が要ります。香川の皆さんの場合、救いなのは「ソプラニーノ」を所有されている方がいらっしゃることです。これはハッキリ言って、奇跡的なことだと思います。しかし、さすがにバスSAXは存在せず、更なる奇跡は未だ起きず。だいたい、バスSAXの実物なんて、お目にかかるチャンスすら無いでしょう。というわけで、整理しますと・・・高音域のすべて(フルート、ピッコロ、バイオリン・・・)を、すべてソプラニーノ1本がカバーし、最低音は、チューバやコントラバスより6度くらい上までしかカバーしない「バリサク」が引き受けます。サッカーに例えると、フォワードに森本1人置いて、ボランチとか誰もいなくて、ディフェンスは中沢抜きみたいな・・・。要するに、すべて揃ったフルオーケストラに比べて、音域に限っては、絶対的な戦力不足なのだ。また、とりあえず音域はカバーされても、じゃあソプラニーノが高い方を全部カバー可能かというと、全然ムリです。バイオリンやフルートは、元々複数或いは大勢いますから、しょっちゅうハモります。1本ではそれが出来ないので、必然的に数名いるソプラノSAXの応援を求める・・・って〜ことは、音域も下げざるをえなくなるのです。音域を狭く圧縮した時に困るのは、広範囲に動き回る音階的フレーズが、行き止まりになっちゃうことです。目一杯広いレンジを作るには、バリトンからスタートさせて、わからないようにテナー、アルト・・・という具合にリレーさせて行けば、1本でやるのに比べて1オクターブ余計に稼ぐことができます。ところが、ベト7の1楽章はですねぇ、それでも行き止まりになっちゃうんですよ。そこで次なる手段・・・折返し再上昇!ドレミファソラシまで行ったら、下のドに戻って、また同じ場所を上がって行くのです。・・・けど、こんなのバレないはずが無い。だから、誰かが普通に上昇しながら援護射撃して、それを隠れ蓑に、別の誰かがコッソリ下に戻るようにします。上手くやると、床屋さんのクルクルみたいに、延々と上昇してるように聞こえる(こともある・・・)。 音域についての苦労話に終始していますが、アマチュアのSAX奏者たちで大編成をやろうとすると、ソプラニーノとバスが5人ずついて・・・なんて、まずあり得ないでしょうから、きっと同じ悩みを持っていることでしょう。
 最後に、音域という決定的なビハインドを抱えているように見えますが、同族楽器でしか出せない「超絶品ハーモニー」というアドバンテージを忘れちゃならん。バランスの良い和音を吹けば、果てしない倍音の世界が広がります。この快感は、実際に吹いたり、生で聴いた人にしか解りません。毎年この難しいパズル作業に飛び込んで行くのは、その快感を知ってしまったからだと思います。来年は「展覧会の絵」をアレンジしますよ〜・・・って、主催者に相談もせず、勝手に宣言しちゃっていいんだろか?

10月18日 編曲の気合いの入れどころ

 昨日は香川県に遠征していました。自分の書いた音符に、指揮者を始め何十人もの演奏者が全力で立ち向かって、心地よい音楽を作ってくれて、満員のお客様から惜しみない拍手が贈られる、その現場に居合わせるためなら、どこへだって飛んで行きますわよ。さて、普段から編曲には「こだわりの逸品」と「やっつけ仕事」がある事を告白しているせいか、打ち上げの席では、その辺に関する際どい質問が降りかかりました。要するに、「今宵の演奏会でオレ達が吹いた2曲の、どっちがこだわりの逸品だったのよ?まさか両方ともやっつけ仕事だったりして?」ってことは気になるでしょう。まあ、ちょうど良いこの機会に、その辺のウラ事情を説明しておきます。
 今年、香川のSAXオーケストラに提供した曲は、「チュニジアの夜」「ベートーベン7番1楽章」の2つで、結論から言うと、両方ともやっつけではありませんでした。かと言って、こだわりの・・・って程でも無いが・・・。チュニジアは、私の守備範囲なので、私らしさを存分に出そうと頑張ります。気合いの入れどころは、soli(ソリ)なのだ。soloは、優秀なソリストを豊富に抱えるバンドなら、別に書かなくてもいい部分です。偏見かもしれませんが、tutti(テュッティ)が少なく、ソロ回しばっかりのアレンジは、手抜きのヤッツケ仕事です。soliをどう盛り上げて行くか、ここに9割方の気合いを注ぎ込むのだ。さて、ベト7の方はどうかと言うと・・・。これも私の勝手な考えですけど、クラシックの大編成曲が、最も手抜きのやっつけ仕事がやりやすいです。極端な話、元のスコアをすべて打ち込んだ後、それらを新しいスコアの、それぞれ近い音域のパートに割り振りさえすれば一丁あがり。例えば、オケ曲を吹奏楽に直す時なんか、何も考えずに「クラ→バイオリン、チェロ→テナーサックス&ユーホ・・・」とかの規則にしたがって割り付けるだけで、とりあえず演奏できなくはないでしょう。ただ、この場合は、各楽器の機能を全く無視した譜面になるので、最悪に吹きにくいし、懸命にさらって攻略しても、ちっともいいサウンドにならないはずです。やはり、新たな編成の持ち味が出た良い響きがして、なおかつ原曲のイメージを損なわないためには、スコアを書きながら、常に自分の頭の中で演奏を繰り返す必要があると思います。最近の譜面書きソフトのプレイバック機能は、便利なようでいて、実は危険かも・・・。単純なミス(#b落とし等)の防止には最強威力ですが、音量バランスが実際のオケとはかけ離れています。1パート1人分のバランスで再生するし、音色的には、クラが目立ってラッパが弱いとか、現実のオケではあり得ないバランスになる例も多々あるので、このプレイバックだけを頼りにアレンジしたら、大変なことになるんじゃないだろか・・・。また、今回のSAXオーケストラという編成では、音域という大きな壁が立ちはだかります。それについては、次回お話ししよう。

10月11日 パ・リーグの復興に勇気を貰う

 西武ライオンズの今シーズンが終わりました。同じ終わるんでも、これ以上打ちのめされる終わり方は無いでしょう。うぇ〜ん・・・。後はホークスに頑張ってもらい、憎きロッテをやっつけてもらって、ついでに中日(たぶん・・・)も4タテで退けてもらいたい。そうです、私は昔から一貫してパ・リーグ派です。なぜそうなったかという理由は明快!私は虐げられる側の味方だからなのだ。だいたい、昔の日本のプロ野球は、異常なまでに巨人軍中心が続いてきました。巨人戦以外のテレビ中継は、ほとんど無いに等しいから、巨人軍の選手だけが年間100回以上テレビ画面に登場して、顔を覚えてもらえる。→さらに人気が出て、益々巨人軍中心の野球界になる・・・という循環だと思います。セ・リーグの他の5球団は、巨人とやる試合だけ中継されるから、テレビ出演の頻度は巨人選手の5分の1程度。ところが、パ・リーグとなると、テレビに出るのはオールスターと日本シリーズだけなもんだから、野球好き小学生だった私でさえ、パ・リーグの選手で知ってるのは、日本シリーズによく出てた阪急ブレーブスの選手たち(福本、森本、住友、長池・・・とか)と、あとはオールスターに登場する、各チームの主力選手くらいのものでした。こうなると、実際に球場で試合を観戦しようって人の数にも、恐ろしいほどの格差が発生します。巨人戦は常に5万人の超満員。他のセリーグ同士、例えば中日阪神なんかだと1〜2万人、私がよく通ってたパリーグどうしの試合だと、ヘタすりゃ千人なんて日もありました。選手にしても、ドラフトでどこのチームに行くかは大問題だったと思います。正直、パリーグは潰れても不思議はないなと感じたもので、DH制やプレーオフ制など、いろいろな改革が試みられたのは、危機感の現れです。結局、何が功を奏したか・・・と今になって考えると、WBCとかセパ交流戦あたりは、大きなキッカケだろうけど、何よりも球場の雰囲気が変わったのが一番かもしれんな。昔の球場は薄汚くて、危険なオッサンがいて・・・って感じでしたが、最近はどこも綺麗で、歌手のライブ会場かと思うような雰囲気です。西武球場は、いつ行っても2万人くらいお客さんがいて、日ハムやソフトバンクだと常時3万超っていうから、太平洋クラブライオンズ、東映フライヤーズ、南海ホークス時代では想像もつかなかった事です。
 今、日本の経済がジリ貧状態で、地方の過疎化が止まらなくて・・・と、いろいろありますが、智恵を出し合って工夫して、人々のニーズを捕らえた物作りをすれば、必ず復興への道は開けると確信出来ます。だって、あのパリーグが、ここまで人気回復したんですから。

10月 5日 キロ3分て、どんだけ速いの〜!?

 青梅マラソンに向けて、トレーニング開始から早1ヶ月。生徒と一緒に走ってたのは三沢中にいた頃だから、ブランクは20年以上。これって、もはや初めて走る人と同じだから、くれぐれも無理をせず、じっくりウォーキングから始めるように忠告されていました。でもねぇ・・・マラソン大会に向けてやるわけだから、さっさと走りたいので、2週間目からは3キロコースをほぼ毎日走ってます。キロ7分でジョギングしろとか書いてあるんですが、高速道路を80km/hくらいで走ると、余計に疲れが溜まるのと同じ(かどうかわからんが・・・)で、かえって筋肉痛になってしまいました。とりあえず、キロ6分の方が調子が良いみたいなので、今週は5分半〜6分くらいのペースを維持しながら、3km走を続けてます。まあ、このペースで10km走れれば、最低目標の1時間切りは可能だな。一度、調子に乗って、最初の1kmで5分切ってみたら、その後がフラフラになってしまいました。いや〜、けっこう全力で走ったような感覚なんだけど、身体が重くなってるのか筋力が落ちてるのか、これ以上速く走れる気がしません。しかし、世の中には速い人々がいます。ふと箱根駅伝の実況を思い出す・・・。「最初の1キロを、3分05秒で入りました。瀬古さん、いかがですか」「これでいいんです。ゆっくり入って、後半で失速しないことが大事です」 うわ〜、3分は「ゆっくり」かぁぁぁっ。「おおっと、この1キロを、なんと3分40秒かかってしまいました!瀬古さん、これは何らかの異変とみてよいでしょうか?」「間違いなくアクシデントでしょうね」 うわ〜、4分切ってるのにアクシデントって、なんじゃこりゃぁぁぁっ! まあ、私がこれから箱根を目指すことはしないのでご安心ください。でも、キロ4分切りで気持ちよく失踪じゃなくて疾走してた20代の頃に、少しでも近づきたいとは思います。完走できれば満足なんて、到底思えんな。タイムが数値である以上、1秒でも縮めたい・・・というのが、負けず嫌いな私の本能です。ほ〜っほっほっほっ・・・

9月27日 「先生、怒って〜」って言われてもねぇ・・・

 先生に怒られるのって、「できれば避けたいこと」の第1位くらいだと思うんですが、怒られ願望を持つ生徒は少なからずいます。仏の直井も、昔はよく怒ってました。20代の頃なんて、吹奏楽部の合奏中、「そんな根性で東京で一番のバンドになれると思ってんのかぁぁっ!」とか怒鳴ったりしてましたけど、聡明な生徒から、「私たちは音楽をやりたいんです。東京で何番とかに興味はありません」とか言い返されて、たじろいだりしてました。怒り爆発型の先生を批判するつもりはありません。(念のため) ただ私の場合は、未熟さゆえの爆発だったと思っています。生徒を思うように動かせない時、動かすための言葉や方法が見つからないから、ついつい爆発・・・というパターン。今でも未熟ではありますが、それでも以前よりだいぶマシになったため、爆発する必要性が大幅に減っているのだと思います。ところが、それを物足りなく思う生徒は多く、わざわざ「怒ってください」と頼まれることがあります。諦めたような態度、仲間に失礼な手抜きプレー等には、ズバっと直球投げ込みますが、うちの生徒ってそういうことが滅多に無い、良い子の集団なので、怒る必要性も無いし、ヘタに怒るとマイナス面の方が多いと思ってます。
 先生に怒られることへの反応は、3タイプあると思います。私が高校生の時、1年ほどバドミントン部に在籍しました。顧問の先生は、ふだんはほとんど顔は出さないのですが、極くたまーに現れると、突如としてむちゃくちゃきつい練習になりました。アタックNo1のワンシーンを想像してもらうのが良いでしょう。レシーブ練習で、すごいペースで次々とシャトルが打ち込まれる千本ノック方式です。一人ずつ、罵声を浴びせられながら、倒れるまでやります。この練習をどう感じるか、タイプ@・・・ひたすら恐怖。これで上達するとかしないとか別にして、とにかく嵐が過ぎ去ってほしいと願う。タイプA・・・なぜかウットリ。「これこそ青春だぜ」なんて言いながら満足顔。タイプB・・・非科学的、ド根性の練習に嫌気がさしている。Aはけっこう大勢いました。鍛えられてるって気分になるし、それに耐えている自分が輝いて見えるんだと思います。正直に言いますと、私はBでした。バドミントンが強くなりたい気持ちは当然ありますが、弱点を分析して、それを補強する練習メニューを考え、実行しては再び問題点を検討するという、一連の過程が楽しみでした。ど根性練習は、ギリギリの勝負で必要になる精神力を養う上で重要なのは確かですが、明らかに取れない位置に打ち込まれる千本ノックは、やっぱり有意義な練習とは思えませんでした。
 うちの部で、私が怒り魔人と化した場合、Aタイプの子は喜ぶでしょうが、@タイプは萎縮するだけでしょう。Bタイプには迷惑なだけです。だから私は必要以上には怒りません。むしろ、誉めて伸ばすことが重要だと思います。それにしては、滅多に誉められない、という苦情が多いので、反省してます。

9月21日 曲のラスト

 ジャズの、特にビッグバンドの曲は、最後の小節が「うギャーーーー」か「ずどん!」みたいな、盛大なのが多いです。静かなバラードものなんかだと、ppで伸ばしとかも有りますが、いずれにしても、明らかに「終わりで〜す」という感じ。そういうジャンルばかりを聴いて育ったせいか、そうじゃない終わり方をする曲に出会った時、困惑します。たった3〜4分の曲でさえ「うギャーーーー」で締めくくるんだから、1時間近い交響曲の最後の楽章のラストなんて、「ウギャ、ウギャ、ウギャギャギャギャァァァァーーーーッ、どぐわ〜ん」でも全然足りないくらい。実際、そのくらい盛大なエンディングも多いのですが、そうで無いのもたくさんあります。私が中学生の時に、吹奏楽部で、ドボルザークの新世界(1楽章と4楽章だけ)をやりました。私は1年生ながらティンパニ担当で、1楽章の突然現れるソロ(ダガダン!ってやつ)など、目立つところだらけで嬉しかったのですが、ティンパニが目立つといったら、何と言ってもラストに決まってます。その他大勢が短い音を何発か打ち込む間、一人でロール打ち続けるとか、快感に決まってるっしょ。新世界みたいな大曲のラストだから、さぞや盛大かと思いきや、「ぽわーーーーん」と消えゆくロングトーン・・・って、何じゃこりゃぁぁ〜っ!なぜこの曲のラストが盛大ではないのか、悩む必要は十分にあります。この曲を指揮することになった場合、消えゆくエンディングである必然性を理解している必要があるのです。一度だけ、三沢中の生徒に演奏させましたが、その時は「新世界とか言っても、それは大宇宙の中にポツンと浮かんだちっぽけな物であって、最後のフェルマータは太陽系外から見たアメリカ大陸」なんて説明したような気がする・・・。
 他に、あくまで私個人の感覚としてですが、作曲者の気持ちが今一つ推測できず悩む曲。ベートーベンの第9・・・いきなり終わっちゃう感じ。マーラーの1番・・・これも、いきなり店のシャッター閉められた感がある。現代的ないくつかの曲・・・終わった感ナシ。逆の例。チャイコフスキーのバイオリン協奏曲・・・1楽章の終わりが盛大で、これで全部終わっちゃった感あり。体操だって、月面宙返りがあって、ズドンと着地するからフィニッシュって感じになるんですよ。あれが静か〜に鉄棒から降りて「終わりです」って言われても、やっぱり締まらないっしょ。やっぱり最後は最後らしく決めたいので、「威風堂々第1番」やワーグナーものは好きです。むむっ・・・この文章のエンディング、締まらない(泣)

9月11日 ランニング

 を再開しています。トレーニング開始から早くも10日。
理由(1)30年以上維持してきた適正体重から増加傾向に動き始め、筋力も低下しているため、動くのがしんどい。
(2)青梅マラソンに参加すると、あるお店で生ビール1杯無料サービスが受けられる。ついでに、弦太の所属するサッカー部員全員が青梅マラソンにエントリーしていることが判明した。こいつは負けられない。
 もちろん腕(脚?)に覚えが無いわけではありません。長距離走は得意な方でした。自己ベストは、覚えている範囲で、3000mが11分10秒、10000mが41分台です。すっごく速くはないけれど、このくらい走れれば、学校のマラソン大会で生徒と一緒に走っても、それほど惨めな結果にはならないし、実際、一緒に走ってました。ただ、そんな記録を出せてたのは20代の頃ですから、むちゃくちゃブランクがあります。ギリギリのバスに乗るために走ろうとすると、1kmちょっと先のバス停まで完走できず、フラフラのヨタヨタになってしまい、初めから早足歩きしてた方がマシだった、なんてこともあるので、「衰えた」どころか、ランニング初心者に戻っている自覚は十分あります。なので、来年2月20日に、弦太に一泡ふかせるという遠大な計画は、決して無理のない、科学的で効率的なものでなくてはなりません。私は職員室に居合わせた同僚の先生方に、青梅マラソン10kmエントリーを高らかに宣言し、その日のうちに「SATOHスポーツ」でシューズを購入。先生方一斉に「おやめなさい」の大合唱。ほ〜っほっほっほ・・・そうこなくっちゃ。無理だと思われるほど、かえってやる気が出るんだよーだ。「SATOHスポーツ」は靴を売るだけでなく、走り方やトレーニングの方法まで指導してくれる、陸上専門店ですので、超オススメ!(東青梅駅の近くです) 帰宅後、自宅周辺に3kmコースを設定。1km、2km地点の目印を決め、ストップウォッチも用意。昔から、やるとなったら、徹底的に極めちゃうタイプなもんで、さっそく指導された通りに、キロあたり9〜10分の早足歩きからスタート。いきなり走ると膝を痛めるので、まずはウォーキングで基礎的な筋力をつけます。ペースは1日おき。私には3日坊主の経験が無いので、冬には驚異的な記録がうち立てられることでしょう。期待してね〜と言いたいところですが、どうせ貴方も「おやめなさい」派でしょうから、別にいいんです。

8月31日 略称

 今年のコンクールで演奏した自由曲は、アルフレッド・リード作曲「エルカミ−ノ・レアル」でした。よ〜く思い出してみたのですが、私はこの曲の名前を、少なくとも20年以上、フルネームで呼んだことがありません。常に「エルカミ」で済ませています。また、他の人から聞く呼び名も「エルカミ」だから、完全に通じ合っていて、もちろん吹奏楽関係者ですが、これほど定着した略称も類を見ないと思います。同じリードさんの、よく演奏される名曲で、「アルメニアンダンス」は、「アルメニ」と略さず、「アルメニアン」まで言います。「アルメニアン」には、パート1,パート2の2曲が存在しますが、「アルメニアン」と言えば、まずパート1の方を指すと思って間違いないです。序曲「春の猟犬」は、皆さん「猟犬」と呼びます。「春猟」(はるりょう)と呼んでいるのは、私の他、極く僅かな人たちと思われます。今年の課題曲V「うちなーのてぃだ」は、皆さんどう呼んでいたのでしょう?うちの部内では、「うちなの」と言わず、「おきなわ」で統一されていました。ここ最近練習した曲の略称・・・「風になりたい」→「かぜ」、「翼をください」→「つばさ」、「コパカバーナ」→「こぱ」、「川の流れのように」→「かわなが」・・・。いろいろありますが、私個人的に最も良い略だなあと思うのは、やっぱり「ぶらいち」(ブラームス交響曲1番)とか「べとしち」(ベートーベン交響曲7番)みたいなクラシック曲で、フルネームだとすごく長くなって、かつ重厚な響きになっちゃうやつですね。逆に迷略は、以前にも指摘したことのある、ホイットニーヒューストンの「すべてをあなたに」→「すべあな」・・・この曲をこういう略し方するのは、吹奏楽関係者だけです。スカっと4文字にまとめりゃいいってもんじゃないでしょう。
 うちのゲンタが小学生の時、不思議な略称を駆使していたので、ご紹介します。「今年もスチューデント見に行きたい!」・・・どこの生徒を観察したいんだろ?と思ったら、その真意は「スチューデント・ジャズ・フェスティバル」というイベントを見に行きたい、ということでした。私たちは普通に「ジャズフェス」と呼んでいます。ゲンタは、何のジャズフェスか判別することを重視したようだな。もっと凄いの。「お父さん、ザへ行こうよ!」・・・鋭い皆さんは、ザが定冠詞で、その後に続く何かが重要であることに気づかれたと思います。正解「ザ・モールみずほ」 瑞穂町のショッピングモールで、地元民には「モール」で通じます。私はモールみずほ」だとばかり思っていて、Theが付くことを知らなかったため、なかなかこれを解読できませんでした。
 最後に、自分の作った曲の名前を略された側にとっては、絶対気分のいいことではありませんので、失礼をお詫びいたします。私は、ずっと前の職場で、数年間でしたが「直富士」と呼ばれていたことがあります。そう呼ばれたら、略呼び返しで対抗します。

8月24日 良い子の皆さんは真似てはいけません

 最近気になること・・・子供たちが良い子である。どうなんだろ?子供って基本的にイタズラや、大人をからかってみる事が好きなはずだと私は思うのですが。私自身が小中学生だった頃は、私たちの事しか見えないので、よく分からなかったのですが、その後25年間に教えた子たちは、明らかに僕らより良い子です。我々が突出して悪い子だったのか、日本の子供たち全体が改善されてきたのかは不明です。イタズラを推奨するわけでは無いけど、良い子を演じさせられてて、どこかに無理が生じているとしたら、本当に心配です。
 最初に私が驚いたのは、三沢中学校に赴任した年ですから、25年前だな。合唱コンの練習で、私が担任する2年生の課題曲は「山のいぶき」でした。終盤の歌詞は「それは山の 山のいぶき それは山の 山のいのち・・・」ですが、誰一人として「仕掛けて」こないことにビックリしました。我々が中学生の時にも、これを歌いましたが、誰かしら必ず「山の いのき」と発音する者が存在しました。先生には聞き取れないけど、歌ってる生徒たちには判るという、微妙なラインでやるので、爆笑が起きてしまい歌えなくなります。面白いのは、全員まじめに「いのち」と歌った時にまで爆笑が起きることです。「いのき」の残像が効いていて、もうこの箇所にさしかかるだいぶ前からクスクス笑い出して、歌になりません。先生の怒りがおさまって、残像も消えかかる頃、もう一度やる。先生再び烈火の如く怒りだすが、「いのき」係は代わりばんこにやるので、なかなか現場を押さえられません。三沢中ではついに「猪木」を聞きませんでした。ついでにもう1曲レクチャーします。「一日に何度も」という合唱曲の後半、「コオロギが 鳴いている もう秋なのね・・・」という歌詞。ここで「コオロギ」を「コウモリ」に変えます。そして「鳴いている」の直後に、黄金バットの笑い声を入れるのです。これはこそ泥的「猪木」に比べて、白昼堂々宝石店に押し入るような大胆不敵さがあります。これをやられてしまう先生は、だいぶなめられてますな。他にもたくさんあるのですが、良い子の皆さんが真似てしまうといけないので、紹介は差し控えます。付け加えると、こういうイタズラは、仲間と力を合わせて頑張る場面で使ってはいけません。人間が細かいくせに権威をかさに威張っているような、そんな大人をおちょくる目的でやるのです。そういうイタズラは、もっとあってもいいと思う。でも、このHPで勧められた、とか言わないこと。

8月23日 脱・勘違い

 夏休み中、毎年のことですが、あちこち出かけました。上河内(かみかわち)を「かみこうち」と読んでたのは、まだいい方で、出車を「ダシ」と読んだまま数年間気づかずにいた私です。今回の目標は、「悪い癖がついてしまう前に、きちんと正しい読み方を理解する」でした。北海道や沖縄の地名は特殊ですが、本州ならばそう難しい読み方は存在しないはずで、だから逆に読み間違いを誘うのでしょう。というわけで、ローマ字表記のある看板は、しっかりとチェックするようにしてみました。そうしたらですねえ、けっこう意表をつく読み方ってあるんですよ。新鮮な発見がたくさんありました。
 能登有料自動車道・・・今回でちょうど10回目。慣れた道だと思っていたら、まず「志賀」。これいくら何でも「しが」でしょう。志賀高原という有名なスキーリゾートがあるじゃあないっすか。志賀直哉さんだっているっしょ。ところが、なんと「Shika」(しか)なんですよ。次は難しいです・・・「富来」。読み方知らないまんま、そして読もうともしないまんま9回通過してきましたが、「とらい」でしょうか、それとも「とく」とかでしょうか?正解は「Togi」(とぎ)!わ〜お、石川県侮れず。次は「米出」です。「まいで」とか読んじゃいそうですが、ひっかからないよ〜だ。実は私は香川県にも何度も旅しているのだよ。香川には「坂出」という町があってね、特急も停まるから、「次は、さかいで〜」というアナウンスを何度も聞いているのだよ。ふっふっふ・・・というわけで、私は「米出」を正しく「よないで」と読める、数少ないエリートに違いない。正解は「Komedashi」(こめだし)って、何じゃこりゃぁぁぁ〜っ!帰り道、岐阜県内の「御母衣ダム」、これは「ごぼい」くらいしか考えられないが、正解は「みほろ」でした。地名はつくづく難しいと思いました。

8月17日 コンクール当日の朝というものは

 私自身は4時に起床し、学校へは5時半頃に到着。トラックの配車時刻は6時15分であったが、6時前に来てくれていた。時間ギリギリになっても来ない時は、たいへん心臓に悪い。積み込み要員生徒10名が6時に集合。楽器というのは、単純に詰め込めばよいというわけではなく、倒れたり他の楽器とぶつかって傷が付かないよう、いろいろなガードを施すから、どうしても30分くらいはかかる。作業を終え、6時半に全員出発。練馬文化センターの到着予定は8時半。2時間あれば大丈夫だろうとは思いつつも、大渋滞に巻き込まれたり、何かトラブルがあれば、たちまち大ピンチに。実際、楽器車が遅れたり、ついに着かずじまいという学校も見たことがある。現地でうちの学校のトラックを見つけた時の喜びは、言葉では言い表せんな。さてこの頃、出演者の生徒46名は、現地8時半集合を目指して移動中。観光バスで乗り付ける学校の方が多いみたいだが、電車が遅れるという方が、バスごと渋滞に巻き込まれるのよりローリスクだと思うので、私は常に電車で移動させる派だ。しかし、映画スイングガールズでは、大雪で電車が止まっちゃったのを、バスで救出していたから、どっちとも言えんな。電車で困るのは、乗る電車を間違えてどっか別の方へ行っちゃうというパターン。また、ふだん慣れていない通勤ラッシュで、乗れない降りられないということも多いので、かなり余裕を見て集合させる。さあ、本当に分秒刻みで動くのはここからである。出番が朝一番のため、9時にホールが開くと同時に受け付け・入館、そして楽器組立て完了して整列が9時10分。まさにアクロバット的だ。チューニング室に向けて移動を開始し、音出しは9時20分から25分間。ここでようやくゆっくりできる、って〜か、ここまでで1日のエネルギーの大半を使い果たしてるな。みんな思い思いに楽器を吹いてるので、私はボーッと見物。テンション激下げにしておく。20分経ったところでいったん止めて、チューニング&音階&課題曲の出だし部分をやる。やってる最中に係の人に制止されると、何だか焦ってしまうので、24分経ったら「ヨシ!もういい大丈夫!」と宣言してやめる。最後の1分は、お話等でテンション上げ開始。舞台袖に移動すると、もうあとは演奏するだけなので、非常に気が楽。指揮台に乗ったらテンションMAX!
 コンクールは、元々アクロバット的タイムテーブルの中で、各校が協力してやるものですから、このようにたいへん気苦労が多く、演奏と演奏以外に神経を使う割合が2:8くらいになっちゃいます。定期演奏会では、悪くても7:3くらいだと思うので、やっぱり私は演奏会の方が好きです。

7月30日 合宿というものは・・・

 やっぱり、ハリス学園の剣道部みたいな方がいいようだな・・・って、意味不明ですか?端的に言うと、めちゃくちゃ厳しくて、合宿所からの脱走希望者が続出するような状況を指しています。昔はどの学校のどの部活も、みんなそんな感じでしたが、最近は「合宿楽しみ〜」なんていう生徒が主流ですから、時代は大きく変わりました。楽しい=きつくない=翌日以降のことがそれほど不安でない=夜更かししたくなる・・・という構図で、今年の4泊5日は睡眠不足気味の生徒が多いようでした。不真面目な生徒の場合、練習中に寝るとかができちゃうので、逆に安心なのですが、真面目な子はガンバっちゃうため、夜更かし即体調不良となります。(吹奏楽部の場合、合奏練習中に仮眠を取ることは、熟練すれば絶対可能・・・笑) 私の学生時代の合宿を思い出すと、とにかく寝たくて寝たくて、消灯時間前に寝ようとした覚えがあります。睡眠不足の状態では、早朝ランニングから始まって、1日8時間立ちっぱなし練習に耐えられないことは明白。具合が悪くなれば休ませてもらえるかっていえば、むしろ「根性がたるんどる〜」みたいに、他人の倍のメニューを課されたりする可能性の方が高いですから、病気にもなれないってわけだ。一歩間違えば人権無視の、非科学的で野蛮な根性主義が、なぜ長い間、日本人に受け継がれて来たのか、最近その理由がわかるような気がしています(危) 来年は、「体操→お散歩」をやめて、「ランニング→筋トレ」にしようかな。
 ・・・とはいえ厳しいだけじゃ、本当にズル休みする者が続出してしまうので、「思い出に残る」部分も大切です。その3本柱は、「散策」「花火」「お土産」だな。秋留台で4泊5日をやっていた時は、中日の午後に木崎湖1周(約7km)をお散歩するイベントがあって、これは非常に良かったのですが、苗場には湖が無いので、バーベキューを行いました。「花火」・・・悪のりし過ぎて、撃ち合いにならないように注意が必要です。「お土産」・・・女の子は、旅行本体よりも、むしろお土産あさりをメインに考えているフシがありますので、お土産屋さんで十分な時間を取れないと、暴動が起きるかもしれません(笑)。北軽井沢の合宿では、鬼押し出し付近の火山博物館に寄っていました。ここは、実は1人で下見に行った時に選定してありました。お土産をどこで買うかは重要なのです。今回は、アテにしていたテルメ国境オルゴール館が営業しておらず、やむなく赤城高原SAでお土産タイムとなりました。本当にうかつでした。来年は、必殺ガーラ湯沢のドライブインを投入せざるをえない。

7月22日 続・ICT機器

 本年2月16日付けの訓話でご紹介した「ICT研修」の効果が芳しくなかった、というわけでも無いように思うんだが・・・。あの研修は、なかなかタメになったし、機器のことがよく解りました。でも、早速使ってやろうという先生が続出・・・どころか、ほとんどいないという現状に、東京都はこのたび素早く対策を講じました。先生方に受講義務付け研修シリーズ全10回! 校長・副校長・主幹は10回全部必ず受けること。その他の先生は3回でよいって何じゃこりゃ〜っ! 1回約90分で、ただでも忙しい放課後の時間帯に10回も参加してたら、真面目な先生はパンクするだろうし、そもそも管理職になった先生たちは、こんな事やると知らされてたわけじゃないので、だまし討ちに遭った気分でしょう。まあ、私の場合は表向き3回で済んで、実際には限りなく免除みたいな立場にいるから、傍観者的な言い方になっちゃいますが、この手の強制研修は効果が薄く、これの実施を考えついた人のレベルが疑われます。例えば、エクセルで成績処理をやってる先生を見て、「わっ、それ便利ですねえ」ってなれば、自分で調べて覚えようとするだろうし、研修会に出かけようという気にもなるでしょう。その便利さに気づいていても、あえて手計算でやろうという先生がいたっていいわけで、それを「全員エクセルを学んでもらいます。ズル休み者は処分だぞ」ってやられたらどうなのよ?エクセルなんか意地でも使わねえよ!っていうあまんじゃくな人だって出てくるでしょう。だから、先駆者みたいな人を何人か決めて、彼らがICT伝道師となってその魅力を広めてゆけばよいでしょう。その先駆者に誰がなるのよって問題がありますが、そういうの好きそうな人、絶対いるっしょ?そういうシステムの方が絶対よいです。・・・というわけで、先日第1回目の研修会が滞りなく実施されましたが、予想通りモチベーション超低い先生が多いようで、昔の大学生みたいに、出席表に○だけ付けて、後ろのドアから脱出を企てるとかの相談もチラホラ・・・。私はそういう小細工は苦手なので、自分なりのスタンスでICT機器と付き合ってゆくつもりです。すなわち、しばらく様子を見て、ICTを使って躍動的な授業をやる先生が増えてきた頃、自ら勉強してICT使いの仲間入り〜。今、モチベーションの上がらない研修会に90分参加するより、私には別の仕事をさせた方が、都民の税金の有効利用ですからな。ほ〜っほっほっほ・・・。

7月10日 合宿への険しい道のり

 今年も7月24日から4泊5日の合宿に出かけます。部活の合宿って、やりたがる先生に、生徒たちが渋々ついて行ってるのか、それとも、やりたがる生徒たちのために、先生が渋々実施してあげてるのか、どっちだと思いますか? 前者はあるかもしれませんが、後者は無いな・・・多分。部活の合宿は、必ず実施しなければならない性質のものではありません。顧問の先生がやりたくなければ、別にやらなくても平気です。それどころか、最近感じることは、お役所・・・つまり東京都は、なるべく合宿をやらせたくないんだろう、と思えてなりません。あの手この手で、僕らが合宿を実現するまでに、いくつものハードルを設定してきます。だから結論として、合宿をやる部活は、先生の方がやる気満々であると思って間違いないです。本日はそのハードルをご紹介します。
 最初に提出する書類・・・「宿泊を伴う行事の実施計画書」。どこに泊まるとか、何日の何時に出発するかとかは当然として、緊急災害時の避難場所、最寄りの医療機関、練習スケジュール、という具合。さらには、練習中の休憩時間(何分間を何回)まで記入・・・かなり細かいです。何か起きた時のために、あらかじめ綿密な計画を提出させるのは、まあ仕方ないことで、これは納得しているのですが、次の「出張計画書」が意味わからん。中味は、前述の実施計画書とほとんど同じですが、追加で「出張の目的」とかを書く欄があります。こんなの「合宿引率」に決まってんじゃんか!中味は「実施計画書の通り」だよ!というのは、先生たちの勝手な理屈。さらに、合宿から帰ってきたら、3日以内に「出張報告書」を提出。「合宿無事終わり〜」じゃダメです。どのような成果があがったのかを具体的に記入せよ! 分量は最低でもA4用紙びっしり1枚!出張は公費が使われるお仕事ですから、都民が納得するような、きちんとした目的と、十分な成果をあげて来なければならん、というわけだ。これ以外にも、宿やバス会社から見積書を貰って、事務室と一緒にお金に関する事をいろいろ進めますが、最近ものすごくチェックが厳しいらしく、会計が大雑把だったり、余計な項目があると、監査で指摘を受けてしまいます。だから、一発でOKが出る書類なんて有るはずがなく、何度も事務室と行ったり来たり・・・。私自身、合宿は楽しみで、信じがたいほどの上達とチームワークを作ってくる生徒たちを見るのが好きです。でも正直、この膨大な事務作業・・・ハッキリ申し上げて「役所からの妨害」に参りつつあるので、そのうち合宿やらなくなるかもしれません。学校に届け出ずに、保護者主催で実施しているところもあるようですが、気持ちはよくわかりますな。多少割高になっても、ストレスから解放される分、成果は大きいかもしれません。

7月 6日 服務事故防止月間

 やって参りました。7月と言えばこれ。服務事故って、最初は「仕事中にケガしたりすること」かと思っていましたが、全然違って、「懲戒処分を受けるような事をやっちゃうこと」です。内容的には様々ですが、刑事事件みたいなのは、公務員としてとかいう以前の問題なので、代表的なのは、収賄とか個人情報漏洩、手当の不正受給あたりだろうか。中でも最近急増しているのは、大容量メモリの紛失等です。おかげで、マイPCを学校に持ち込めなくなって、楽譜の印刷等ほんと不便です。ただ、センターから来訪するチェックマンは、どちらかというと、車通勤の摘発にばっかり気合いを入れてるみたいだな。ではここで問題です。うちの学校の研修会でも出題されたものなので、皆さんも是非頭に入れておきましょう。
(問)次のうち、服務事故として懲戒の対象となる事例をすべてあげなさい。
@最寄り駅までバスで届けを出しているが、今朝は天気が良いので歩いた。
A届け出ている最寄り駅には各駅停車しか止まらない。1駅先の急行停車駅まで歩いた方が、時間帯によっては乗り継ぎが良いから、そうする日がある。もちろん定期券はきちんと最寄り駅から購入してある。
Bたまには健康のため、職場の最寄り駅より一つ前の駅で降りて歩くのもよい。もちろん定期券は最寄り駅まで購入してある。
 さあ皆さん、どうですか?@がアウトなのはすぐにわかりますよね。現在、バスは定期券ではなく、Suica等で乗ることになっていますから、歩いたり自転車を使ったりすれば、単純にその分のバス代が浮きます。だから「通勤手当の不正受給」ということで、摘発された場合、過去5年くらい遡ってバス代の返還を求められます。では、ABはどうでしょう?こちらは、別にもうかってはおらず、電車に乗る権利をひと駅分放棄しただけのことですから、特に問題なかろう・・・というのは甘ちゃんですぞ。AもBもアウトです! 通勤経路は届け出通り!これは鉄則。健康のためにひと駅歩いてるんだ〜なんて吹聴してる公務員を見つけたら、すぐに通報しましょう。念のために付け加えますが、ふだん自転車で通う所を、雨の日は危ないから歩く・・・考えるまでも無いですね。アウトォォォ!です。実は自転車にも通勤手当が支給されるんです。(月額数百円) 自転車だって傷むから、修理代っていう意味合いだろうな。だからそれを貰っておきながら乗らないってことは、立派に都民を欺く行為なのです。自転車で届け出た以上、槍が降っても乗らねばなりません。
「帰りがけに買い物お願い」なんてメールを受け取ったら、夫婦喧嘩の最中ならば、「通勤経路から逸脱はできません」と返信すればよいわけですが、うちではそういう事が無いので、いつも処分覚悟でスーパーに寄ります。

6月27日 変わった趣味だな

 って初めて言われたのは、たしか中学生の時でした。一人でカメラを持って、歩道橋の上から車の写真を撮っていただけなのですが、おまわりさんが寄ってきて、「こんな所で何してんだ?」と職務質問。「車の写真を撮ってます」と当たり前のように答えましたが、おまわりさんは、さらに不思議そう。その場所は八王子市片倉町の国道16号線で、特別すごい車が集結するようなポイントでも何でもありません。「こんな所をスーパーカーでも通るのか?」「いえ、大型トラックを撮ってるんです」「・・・変わった趣味だな」、というわけだ。たしかにこの頃は、「トラック野郎」という映画が流行る前だったので、トラックに興味を持つような人はまだいませんでした。でも、他の男の子が好むようなスポーツカーより、峠道を力強く登るトラックの方が好きで、よく16号線に出かけていました。鉄道にも興味を持って、よく写真を撮りに行きましたが、ターゲットは地下鉄でした。ホームからトンネル方向を見ていると、ステンレス車両がライトつけて現れて来るのがカッコいいんですよ。同じ様な嗜好の仲間・・・ナシ! 高校生になってしばらく経った頃は、八王子駅のロータリーで車の観察を始めました。中でも、青と白のツートンカラーの車が美しいかったな。これ「八交」のタクシーです。あちこちの駅へ出かけて、タクシーを撮りました。そんなことやってる人、見たことありません。あらゆる嗜好が、他人と凄くは違わないけど、微妙にズレているのだと思います。青梅に引っ越した頃から、自然が豊かな地方ということもあり、植物観察をするようになりました。山も近いので、子連れで御獄山にハイキングとか行ったのですが、山の木々にはなぜか満足できない自分に気づきました。そうか・・・花だ!自分は花に興味があるんだな。そう思って、家族旅行では房総のフラワーパークとか、花の咲き乱れる所を選んでみたのですが、やっぱり満たされない何かが・・・。最近ようやくわかって来たのは、木々と花がバランス良く配置されていなくてはならない・・・ということです。そういう意味で、最も私の興味を引く場所は、なんと民家の庭先! 自然じゃなくて、人為的なものが好きだったということです。庭じゃなくて玄関側や軒下でもいいんですが、植物の選び方、植木鉢の置き方等に、センスの良さを感じさせる家が少なからずあって、そういうのを見て「おお〜っ」と感心して、自分ちの改造に活かしたりします。だから住宅地を歩いていると、ついすべてのお宅の庭に目をやりながら通るので、どう考えても不審人物だな。こないだ、全然知らないおばさんから「おはようございます。今日もいい天気ですね」と声をかけられました。明らかに防犯のための声かけ運動って雰囲気でした。変わった趣味を持つと、苦労します。

6月14日 ブブゼラ

 今夜もこれからW杯観戦します。日本の試合よりは、アルゼンチンやブラジルの出る試合の方が楽しみだし、テレビで放映される分は、可能な限り観るぞ〜と、気合いを入れていたんだが・・・。スタジアムで鳴り響く、虫の大群のような大音響は、ありゃ何なんだ?南アフリカの民族楽器で、ブブゼラという物のようですが、試合そのものが楽しみでも、あれを90分間聴かされると思うと、かなり気が重くなります。ありゃ何だ?と思わざるを得ない理由は、どう考えても心地よい音ではなく、闘志を掻き立てられる音でも無さそうなのです。こう思うのは僕らだけで、アフリカ人はあの音で元気になるのかな?私はアフリカ由来のリズムは好きだし、アフリカ人は音楽的に優れた民族だと思ってきましたが、ブブゼラを奏でて喜ぶ人たちじゃあ、認識を改めるようだな。
 何が不快感の原因なのか、試合そっちのけでブブゼラに聞き入ってみました。人間にとって不快に感じる音域が、2400Hzあたりにあるという話を聞いたことがあります。2400だと、相当な高音域・・・。不快だからこそ注意を惹きやすいので、家電品等の電子ブザーに使われているらしい。「ピー」とか「ピピピッ」てやつだな。それに比べると、ブブゼラは低い音域で、200Hz台でしょう。オーケストラだと、ビオラとかホルンあたりの中音域で、音の高さが不快というわけではないな。さらによ〜く聴いてみる・・・。中心になっている音は実音Hで、そこに半音上のCや、HとCの間みたいな高さの、微妙にずれた音程が混じってる気がするな。要するに、チューニングの合ってない状態ってことなのかな。後は、虫の羽音のような、短い周期での強弱・・・。これも不快感を醸し出すでしょう。人間の呼吸とか心拍に近いペースだと、聴いてほっとできるらしいからな。・・・というわけで、音というのは、人間に様々な感情を呼び起こすんだなあ、ということをあらためて感じました。W杯は、まだ始まったばかりです。ブブゼラに慣れちゃうとしたら、それも恐いことだな。

5月25日 音楽の原点に返る

 って、何をまた力んでるんでしょ?22(土)は、SAXのMiwako先生の門下生による発表会でした。私は一番弟子と自称しているだけで、正確に言うと門下生ではありませんが、友情出演の許可が下り、なおかつ、最近あちこちで出会う門下生の方々に、共通して感じるものがちょっとばかしあったので、この発表会をどうしても見ておきたいと思ったのです。リハーサルがスタートした13時から約3時間、私の目と耳はステージに釘付けになりました。次々と登場するプレーヤーたちの年齢層は様々で、20才前の伸び盛りの子、学生時代からバリバリ練習してきたと思われる青年〜壮年、明らかに始めたばかりと思われる中高年・・・。そんな人々が、真剣に自分の曲に立ち向かい、周囲の仲間が必死で支えようとする空気に、何とも言えず感動してしまい、ふだんの自分の暴君指揮者ぶりを反省してしまいました。始めたばかりというオジサン3人のうち、2人は50才直前、1人は60才直前です。この年齢から、まったくの初心者として楽器を始めるというのは、勇気のいることだったでしょう。そして発表会への出演・・・先生の温かい励ましが無かったら、絶対に尻込みするはずです。曲を仕上げて、人前で最後まで通して吹ききる・・・これも、慣れっこになってる我々と違い、初めての人には想像を絶するプレッシャー。もはや人生の一大事だな。これを、その場にいる人々が力を合わせて乗り越えさせてあげようとする・・・って素晴らしいじゃないですか。各自のレベルに応じて、みんなが音楽を楽しもうとして、喜びを共有する・・・これが音楽の原点だな。私はオオトリで「フライミートゥザムーン」を吹かせてもらいましたが、気持ちが澄んだ分、ふだんよりうんと良い音で吹けたような気がしました。
 一夜あけて23(日)は、なんと午後から私の母を自宅に呼び、発表会に向けての伴奏合わせ。説明が必要だな。母はフルートを習っており、6月下旬の発表会では、私がピアノ伴奏を務めることになっております。母は、昨日のSAXオジサンたちよりも、さらに20〜30年上の80才ですが、フルート吹き始めてからの年数はけっこう長いので、まあまあ吹けます。とは言っても、フルート吹ける私の目からは、かなりじれったいレベル。いざ練習となっちゃうと、相手が弦太だろうがばあちゃんだろうが、きっとビシビシ言っちゃうはずだったんですが、前日のSAX発表会があったせいか、妙に優しい気分になっていて、いろいろ問題はあったのですが、そんなにビシビシはやりませんでした。SAXオジサンたちと同じように、楽しく本番を終えられることが最大の目標だな。発表は2曲で、定番「グノーのアベマリア」と「黒いオルフェ」です。アベマリアって易しいと思ったら大間違い、長い音符ばかりで苦しいし、ごまかせない曲です。だからテンポ少し早めで弾いて、楽させてあげようと思ったら、なんと母は「遅くやってくれ」と! アベマリアを遅く吹きたいって、どんだけ自信あんのじゃ〜、って思ったら、まったく逆で、「早いとついて行けない」と! アベマリアをテンポ70でついて行けんって、どんな反射神経しとんのじゃ〜!これ以外にも、面白すぎることがたくさんありました。生で聴いてみたい方、出張コンサート承ります。

5月16日 演奏会合宿

 って、意味通じますか?演奏会に向けて、最後の仕上げのためにやる合宿練習のことです。うちの楽団ユニゾンでは、結成当時から、演奏会直前合宿を実施してきましたが、今回は本番6日前の合宿だから、たぶん一番の直前だろうな。吹奏楽界では「コンクール合宿」という言葉もよく耳にします。凄い学校は、合宿所にコンクールのステージ衣装とか全部持って行き、最終日の朝、合宿所からバスでコンクール会場へ乗り付けます。これぞ正真正銘の直前合宿、これ以上の直前はありえないな。
 5月8日、青梅は汗ばむ陽気。一路河口湖へ向かうと、富士山くっきりで、20度前後の快適な気候。前回、雨男の話題を出しましたが、今回の1泊2日はバッチリでした。湖畔への散歩道には春の花が咲き乱れ、練習中に私から浴びせられた数々の攻撃によるダメージを癒し、山々の新緑はテンションを上げてくれます。この素晴らしい環境だけで、もはや演奏会の大成功は約束されたも同然。河口湖には数え切れないほど合宿に来ましたが、今後もお世話になることでしょう。私個人的に、湖畔の合宿は気に入ってます。湖面に映る逆さ富士のパワーで、不可能が可能になるのです(謎)。ついでに場所的なことに触れると、海のそばの合宿は、魚が美味しいのが一番のメリット。天気が良ければ、海は最高にテンション上がるのですが、荒れたりすると何か出てきそうで恐いです。夜の荒れた海は不気味だから、せっかく吹けるようになったソロをはずすかも。(海のせいにするのは良くないか・・・) 山の中は、昔はランニングさせられたりして、あまり良い思い出が無かったのですが、朝の散歩は、山や高原の朝もやが良いです。今までキーキーキャーキャー鳴ってた高音が、美しくなるかも。15日の本番は、おかげさまで大成功だったと思います。今後も合宿〜演奏会のセットを続けてゆきたいと思います。

5月 2日 雨男、雨女

 って、本当にいるんだろうか?みたけ山に実踏に行った日に大雪に遭って、「もしかして、これから3年間全部こんな天気かもよ〜」なんて、冗談混じりに行ってたら、入学式に雨に降られました。それより1ヶ月くらい前の卒業式が好天で、しかも春の陽気だったというのに、4月の入学式は雨で、最高気温10度に届かず・・・。2度あることは3度あり、27〜28日の1泊2日ホームルーム合宿の予報は雨。でも、降り始めは夕方6時頃というので、山歩きはできそうだな・・・と思っていたら、当日になって予報が変わり、昼過ぎから雨だってさ。大急ぎで山(みたけのロックガーデン)を1周しなきゃな、とか思ってたら、10時過ぎには降り始めた・・・って何じゃこりゃ〜!さらに、ケーブルカー降りたら異様に寒い・・・。なんと気温5度!雪に変わっても不思議ではないくらいです。翌日も朝からザーザー降りでしたが、前日の降り始めが早まったということは、低気圧の移動速度が速まったことを意味しますから、間もなく雨はあがるでしょう・・・という楽観的な予想は裏切られ、午前中いっぱい、しっかり降り続きました。昼食を終えて宿舎を後にして、ケーブルで下山すると、日射しが戻ってきました。僕らが上にいる間だけを狙ったように、雨が降っていたことになります。うちの学年に超強力な雨男がいるのではないか、という話になりましたが、28日は他の学年も揃って遠足だったから、雨男を一人に特定するとしたら、校長先生かな。2年生は雨の横浜、3年生は雨のディズニーシーでした。実際、降られる時は妙に降られます。遠足など、雨天用プログラムを用意できるものはまだいいのですが、屋外の運動部の合宿などは、2日、3日と降られたりした時は、もはや泣きです。大きな演奏会が、天気のせいで流れることもあります。私自身も大雪で1回、台風で1回、長期間準備を重ねてきたコンサートを、中止せざるをえなかった経験があります。・・・が、こればかりはどうしようもありません。というわけで、6月の体育祭が降られたら、もう諦めます。

4月10日 続々々・・・勘違い

 大阪には車で行きました。中央自動車道から小牧JCTで名神に入るこのルートも、何回も通っているのですが、その道中に存在する、ある地名について述べよう。中央道の標高で最高地点に近い所ですが、「中央道原PA」というパーキングエリアがあります。初めてここを通った時、いい名前だと思いました。ちゅうおうどうげん・・・中央というのは、日本の真ん中というよりは、中央アルプスみたいな、日本の屋根・・・的な雰囲気が感じられます。道原(どうげん)て何だろ?高原(こうげん)と似てはいるけど、微妙に違うんだろな。高原はやや観光地っぽい響きですが、道原は人間を寄せ付けない大自然という感じです。或いはシルクロードみたいなものなのかな?まあいいや。いずれにしろ、チュウオウドウゲンは、中央自動車道が誇る、カッコいい名前のパーキングエリアだと思います。何度目かに走った時、そこの近くで「原村」という看板を見かけました。原、という地名・・・ってことは、何じゃこりゃぁぁっ。チュウオウドウゲンを改めて注意深く見てみると、ローマ字の振り仮名が!「Chuoudo Hara」 要するに、中央道の原パーキングエリアなんですね。単に原だと、どこの原だかわからないだろうし、たぶん日本のどこかにもう1カ所、原PAが存在するのでしょう。ひどい・・・。私と同じように夢を壊された人々から、「何だよ!ドウゲンじゃねえのかよ!」というクレームが多数寄せられたのでしょう。先月通ったときには、何と看板が新しくなっていて、「 中央道 」になっていました。本日は以上です。

3月31日 並ぶ・・・待つ・・・

 USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行きました。家族3人でふらりと、無防備そのもので出かけたら涙涙涙・・・。リベンジを誓ってまいりました。無防備というのは、つまり全く予習せずに行ったということです。何月何日が混むとか、ファストパスみたいなのの入手方法とか・・・。予習しなかったのは、日本中のテーマパークでTDL以外に混み合う所なんて無いだろうと、勝手に想像したからです。我が家が旅行先に選んだパークは、なぜかその翌年くらいに閉園というジンクスがあります。USJも来年はあるかどうかわからないから、あるうちに行っておくか、くらいのノリでした。ましてや3月29日なんて平日だから、ガラガラだろうと思っていたら、大きな間違いでした。到着してまずビックリ。入園券売場の窓口がすべて大行列!前もってコンビニか何かで購入する方法もあるだろうに、無防備なのは我々だけでは無かったようです。ようやくパスを買えるまでに、何とたっぷり1時間。この間、10度に届かない気温と強風、時折みぞれ混じり小雨にさらされて、すでにエネルギーの半分以上を使い果たす・・・。ようやく入園し、弦太のお目当てバックトゥザフューチャーのアトラクションを目指すが、140分待ちって何じゃこりゃー!方針変更し、スパイダーマンの方で回ると、こちらは180分待ち。この数字以上に、それを承知で列に加わる人がいるという事実にビックリでした。全体をチェックした結果、ターミネーター2の所が、最も待ち時間が少なくて(それでも100分)、しかも屋外の列が比較的短いので、覚悟決めて並びました。これで1日の全エネルギーを使い果たし、何とパスポートでアトラクション1つのみ。帰宅してから調べてわかったことですが、3月の混雑予想で、29(月)は27(土)に次ぐ第2位の大混雑日でした。どうやら卒業旅行のピークにあたるらしい。そういえば、園内で何とうちのクラスの子たち(青総高3年)に会ってビックリしたもんな。並んでみて思ったのは、みんな並び慣れています(謎)。多いのはひたすら携帯をいじってる人ですが、読書したり、ルービックキューブをがちゃがちゃやってたり、100分なんてヘーチャラという雰囲気です。また寒い屋外で並ぶための装備も、毛布をエスキモー服みたいにかぶる形のものや雨ガッパ等、準備万端で臨んでいるのでした。
 私は「並ぶ、待つ」は大の苦手です。ラーメン横丁でほとんどの店に行列があって、1店だけ誰も並んでなかった時、迷わずその1店に入りました。TDLでも、スペースマウンテンに並ぶより、イッツアスモールワールドに繰り返し乗る方を選びます。今まで経験した最長行列は、スキーブームの頃のリフト乗り場で、それでも1時間くらいだったので、今回ターミネーターの100分は自己新記録。次回は、いろんなアイテムをフル装備することによって、徹底的に並べる気がします。

3月19日 卒業式〜卒業旅行

 いやあ、お久しぶりです。13(土)に卒業式を終え、14〜16は2泊3日で石垣島へ。通称、担任団解散旅行です。この一連の流れを初めて経験したのは昭和62年。たしか1泊でしたが、サロンカーというバスを借り切って、房総方面で豪遊しました。中学の場合、全教員がどこかの学年所属になるので、3年生は8クラスでも、旅行参加者は14人。往路の、まだ首都高速の新宿手前くらいだというのに泥酔者が続出して、せっかくの後部サロンには私を含め3人しか残らず、他はみんな前方座席で酔いつぶれ。結局3人でカラオケやってたけど、私の歌声がいつもと違って調子っぱずれで、「直井さん、どうしたの?」と聞かれたそうです。後で、私が歌った曲目を尋ねたところ、殆どが私の知らない曲でした。デタラメにリクエストして、ラップ同然に歌っていたらしい。結局のところ、私も泥酔でした。もちろん覚えてなんかいません。3年担当教員の最後の旅行というのは、こういうものです。
 高校ではたいてい、学年所属といえば担任だけを指すので、6クラスなら6人だけ。中学と違って、3年担任をやった翌年は、担任をやらずにどっかの部署に行くことが多いのが、解散旅行と言われる所以です。旅行中は、生徒を無事卒業させた達成感と開放感に浸り、入学式以来の思い出話で盛り上がり、チーム解散を名残惜しみます。このお仕事の、「やってて良かった」と思える一つの瞬間で、教員をやったことがある人にしか、解って貰えない感覚だと思います。新入生の担任が決まって、つまり新チームが結成されると、結団式という飲み会をやりますが、その席上では、もう3年後の旅行先の話題で盛り上がったり、行き先の希望が食い違うことが判明して、早くもいがみ合いに発展することも(笑)。次に解散旅行に行けるのは、いつのことでしょうか?

↑ 西表島から由布島へ渡るための交通機関「水牛車」
私の乗っている車に追突されそうになった瞬間・・・!

2月28日 家族バンド

 昨日は、河辺のレストラン「ガンバガンバ」のイベントライブに出演してきました。たくさんのお客様にお越しいただき、温かい激励のお言葉をたくさん頂戴しました。感謝感謝です。郁恵さんギター、弦太パーカッション、私キーボードという編成で4曲やらせていただいたのですが、ここまでの道のりは困難を極めました(笑)。家族バンドって、ピッタリ息が合って・・・とか思われるようですが、どうなんだろ?私自身としては、他人バンド(って言うのか・・・?)の方が、どう考えてもやりやすいのではないかと想像します。昨日のライブには、私たち以外にも家族バンドがありましたが、よそのお宅はどうなんだろ?我が家の場合、基本は郁恵&弦太のデュオで、私がオマケでくっついたような感じです。2人でスタジオ練習してきた録音を、私が聞かされて、意見を求められる・・・ということが何度かありましたが、あんまり厳しいことが言えん。他人だったら、ケンカになったとしても、じゃあまた来週・・・みたいに冷却期間を持てますが、家族となると、音楽上の不和が、即家庭内不和になるので、どうしても波風立たないよう遠慮がちなコメントになりやすいのです。最も恐いのは、自分がミスした時です。金曜日の直前スタジオ練習では、一番練習不足な私が、あちこちで飛び出したり繰り返しを間違えたりしました。そんな時、あとの二人はまず顔を見合わせ、次に一斉に私の方を見ます。そして弦太「お父さん!ダメだなあ」 親だって間違いを犯せば子供から咎められる・・・そのこと自体はあってもよい。ただ、音楽のこととなると、素直になれんな。「コラ!お父さんに向かってダメとは何だ!」となってしまいやすいのだ。というわけで、お互い微妙な抑止力が働く中での練習となります。ウイーンフィルの中には、親子団員が何組かいるそうです。フィギュアスケートの金メダルペアは夫婦だってな。おうちの中では大丈夫なんだろか?これも私個人の想像ですが、子供の方が圧倒的に上手くなって、親が変なプライド捨てた状態の家族バンドは、上手く行くと思います。我が家の場合は、当分そうならないだろうな。ほ〜っほっほっほ・・・。

2月16日 ICT機器

 今日は職場のICT研修会でした。ICTが何の略だかは忘れましたが、要するにハイテク機器を駆使して授業を進めるための勉強会です。実は都立学校では、既に全部の教室にこれらの機器が配備されていて、配備したからには宝の持ち腐れにしてはならん!ということで、研修会は全員必修。厳しく出席も取られます。「オレは機械オンチだから」なんてのは、もはや通用いたしません。今日の講師の先生方は、民間のIT企業からいらしたお二人で、とても親切でした。東京都の回し者って感じも無く、各装置の長所短所を洗いざらい教えてもらえて、研修としてはもの凄くタメになりました。では、私のお勉強の成果をお話ししよう。

 2010年○月○日の授業風景。「起立、礼!」 私はいつものように、機器が格納されているキャビネットのカギを開けることから始める。中から、通称「お道具箱」と呼ばれているバッグを取り出し、そこからもう一つのカギを取り出す。これはワイヤーロックのキーだ。キャビネットは通常、教室の隅に置かれ、ワイヤーで窓の手すりにつながれている。ワイヤーをはずすと、転がして移動できるようになるが、けっこうデカいので、スペース確保が必要だ。いつもの生徒2人が教卓を移動してくれる間に、真ん中の2列の生徒が、左右に少し広がって、プロジェクターの光の通り道を作る。私はキャビネットからコードを2本引き出して配線。1つは100V電源、もう1つはRANケーブル。お次はタブレットPCとプロジェクターを接続して起動。昔のプロジェクターはお目覚めに何分もかかっていたが、最新型は速くて、ウインドウズが立ち上がるのと同程度だ。この待ち時間を利用して、電子黒板のスクリーンをケースから出して、黒板に張付ける。マグネット式だから簡単だ。ついでに、通称「お弁当箱」も張る。電子ペンの動きを赤外線でキャッチするためのユニットである。こいつもマグネットタイプ。PCが立ち上がったら、私のIDとパスワードを入力してログイン。電子黒板のためのソフトを立ち上げ、初期設定メニューから位置調整に進む。9カ所に現れたマークに、順番に電子ペンをタッチすることで、ペンの動きを正確に投影できるようになる。これは毎時間やらなければならないステップで、省略したりすると、せっかくの私の達筆が小学生みたいな字で投影されてしまう。さあこれで準備完了だ。夕べ自宅で焼いてきたCDーRWをドライブに入れて、お待たせ〜!パワーポイントの映像の上に、電子ペンで直接書き込みというハナレワザを使った授業の始まりだ。もうみんな目が離せないぞ〜。

 こうしてようやく授業が始まるまでに何分かかるのか、ということは皆さん心配されていましたが、問題はそれだけではありません。パワーポイント等での教材作りが、全教員に支給されたばかりのノートPC(通称タイムズ)ではできない(タイムズ以外のネットワークに持ち出せない)しくみなのです。そのため、教材はMyパソコンで作らねばなりません。ちなみにMyパソコンの持ち込みは禁止されていますから、やれる場所は、自宅かネットカフェのどっちか(人によっては別宅・・・)です。USBメモリも持ち込み禁止ですが、CDROMはOKみたいだ。だから、上記のように、自宅で作ったデータをCDに焼いて学校に持って行く・・・というのが、これからの授業準備のスタイルとしては主流になるのです。今日の研修会は、これらの機器の使い勝手の悪さをボヤく・・・というよりは、講師の先生と一緒に智恵を絞りながら、上手い運用方法を考えたりして、何だか会場内に不思議な一体感がありました。みんなで協力して、降りかかる困難に立ち向かうって素晴らしいな。東京都の狙いは、もしかしてそっちだったか・・・?

2月12日 部活経営

 「学級経営」って言葉をご存じですか?クラス担任として、生徒たちをどうまとめてゆくか・・・という意味合いで使われているようですが、クラスというのは、企業みたいに利益を上げるための集団ではないので、「経営」という言葉は適切でないという指摘が多くなされています。それにもめげずに、学級経営という言い方を好んで使う先生は多く、私の独断によれば、それらは私の嫌いな先生方です。(むこうも私を嫌いだろうな・・・) ところが部活動となると、これはまさしく経営であり、しかもお金も動かす、本当の意味での経営になります。吹奏楽部の顧問は、音楽の指導ができるだけじゃダメで、部の経営を破綻させずに、最大限の費用対効果を求める手腕が必要とされます。そういう意味では、私は非常にダメダメ顧問。すぐに赤字転落させてしまい、不良債権を自分で穴埋めしておしまい・・・の繰り返しでした。これで今までやってこれたのは、私が部員数の比較的少ない、ヘンな言い方ですが、中小企業ばかりを歴任してきたためです。その点、大企業の顧問はしっかりしていました。一緒に仕事をしたことのある某有名校の顧問の先生は、打ち合わせのたびにお金の心配を口にしており、「演奏会の直前になると、頭の中はお金のことだけになって、とても指揮を振るどころじゃなくなるよ。」なんておっしゃってました。別の某先生も、それとほぼ似た理由で定演は指揮せず、コンクールだけ心おきなく指揮するそうです。総額何百万という規模の演奏会をやる団体では、自分で穴埋めは不可能なので、経営にもの凄く大きな神経を注ぐ必要があるのでしょう。うちの学校も、だんだん活動の規模が大きくなり、綿密な経営計画が必要になってきました。こうなると解っていれば、あの頃にいろいろ教えてもらっとくべきだった・・・と後悔しています。でも、皆さん本当にどうやって切り盛りしているんだろうか?これを読んでいらっしゃる大企業部活の先生は、是非アドバイスください。部の経営は、収支のバランスさえ取れていればいいというものではありません。例えば収入である参加費、チケット代、協賛金等は、定演当日が迫って来た頃にたくさん入って来ます。言うなれば売掛金です。ところがホールの予約は半年とか1年前で、たいていそこでホール代全額が必要になります。私も10万20万はしょっちゅう立て替えますが、50万とか100万は絶対無理。本当に会社みたいに金融機関から融資してもらうか、株券でも発行するのかなあ?今私は、音楽的には3月末の定演の事を考えていますが、経営的には既に6月の演奏会の事で頭がいっぱいです。そんな中、たくさんの企業さんが協賛団体に名乗りをあげてくださっています。お金の心配なんかせず、いい音楽を提供しろよってことだと思いますので、期待に応えなくては・・・。

1月29日 推薦入試への提言

 昨日と一昨日は、うちの高校の推薦入試でした。面接、作文のみですが、面接の中に3分間の自由なプレゼンテーションがあるのが特徴で、みんな一生懸命に練習してきた様子が、よく伝わってきました。全員まちがいなく良い子だったと思うので、正直なところ、一人も落としたくありませんでしたが、一定の基準に従って採点しなければなりませんから、これは心が痛みます。せめてもの救いは、すべての採点が終わり、合否のラインが我々に知らされる時は、受験番号以外は書かれてないので、自分が面接した中の、どの子が合格でどの子が不合格になったのか、よくわからない事です。楽器推薦の時でさえそうでした。自分たちで採点しておきながら、どの子が合格したのか、だいぶ後になってようやく確認できました。
 都立校の推薦入試が爆発的に増えたのは、90年代前半ですが、それ以前にも職業高校ではずっと行われてていました。送り出す側の中学3年担任だった頃、推薦入試は本当に罪作りな制度だと思いました。面接だけで決まるというからには、学力に自信が無いけど人柄は素晴らしい子にとってのチャンス・・・だと、絶対に思っちゃいます。けれど、何を答えれば面接点が稼げるのだろうか?面接官が違えば受け取り方も違うでしょうし、受ける側にしてみれば、もはや博打に近いものだと思います。博打だからこそ、一縷の望みに賭けてくる受検生もいるだろうから、倍率は上がるに決まってて、これを「都立の人気回復」と喜ぶのは「???」と思います。都立の推薦は、中学校の校長会や保護者の強い要望を受けて導入されたはずですが、当初の理念である「やる気と人柄で」には期待できません。推薦利用者の目的の多くは、早く決めて安心したい・・・方が大きいと思います。だから、得体の知れない面接のみでやる必要は無く、客観的な基準、つまり学力検査がベストでしょう。私の提言→ 前後期制(1期、2期)の学力試験。早く決めたい子はもちろん1期を受ける。失敗してもまだ2期がある、って感じ。両方とも学力試験です。大学がやっている指定校推薦みたいなのも良いでしょう。私立高校の単願併願推薦も、取ると言ったら必ず取ってくれました。人柄で・・・というなら、10分間だけの面接では無理なので、長期的にその子を見ていくか、お互いの学校同士の信頼関係に基づいて話を進めるしかないと思います。というわけで、都立の推薦で不合格になったとしても、人間を否定されたなんて思う必要はなく、宝くじではずれたのと同レベルの落ち込みで済ますべきです。そして今から猛勉強!学力試験は言い訳無用のガチンコ勝負。受かるだけの勉強をした人だけが受かりますから、頑張って!

1月23日 アニジャズの意義

 本日スチューデントジャズフェスティバルを終えてきました。3回目の今年は、「さんぽ」と「ブラスタメドレー」。過去2回とも東京ブラススタイルのナンバーを入れてきましたが、今年もブラスタ一色に染め上げました。この行事は、事業仕分けのあおりで、今後が心配されましたが、来年もどうやらありそうな感じなので、徹底的にアニジャズで攻めてゆきます。これは、ちょっとした信念に基づいています。
 今日のコンサートで気になること2つ。@コンクール色が強まりつつある。もともと、コンクール色を排除する方針でやってきたイベントで、常にその点を強調されていたはずですが、今年から始まった「特別賞」の授与は、出場団体を「良い」「悪い」に大別しているような印象を受けました。吹奏楽コンクールの金銀銅(上手い・並み・ヘタ)に近づいているようで、私としてはいささか疑問です。かねてから主張しているように、グランプリ1団体と、その他全部が優秀賞・・・という表彰がベストだな。A各校の選曲が、マニアックな方向に走りつつある。カウントベイシーものが減って、新しい曲をやる所が増えたなあと思います。グレンミラーなんて、ほとんど見かけない。新作や、知られざる名曲を紹介しよう等の目的なら賛成ですが、グレンミラーやベイシーものは卒業した・・・なんて思い上がりや、高い技術を見せつけ、他校との差別化を狙うためだとしたら、大いに問題だな。やってる側も難しいでしょうが、聴いてる側にとっても、心にスっとメロディーが入ってきにくい難曲が多いから、お客さんの中に多くの小中学生がいることを考えると、こうした傾向はいかがなものか、と思えてなりません。
 東京ブラススタイルというバンドは、女の子だけのジャズバンドです。女の子だけ・・・というのなら、他にもいくつか存在しますが、ここはアニメソングしかやらないというのが最大の特徴。ただ、テレビ出演なども多くてメジャーなバンドである割に、本格的にジャズをやったり聴いたりする人たちからは、蚊帳の外に置かれているように見えます。今日のコンサートでも、アニソンなんかやってるうちの高校は場違い・・・みたいな空気を感じたな。しかしですねえ、私は彼女たちのデビュー当初から熱心に応援している一人ですが、このバンドが日本のジャズ界で果たしている役割は計り知れないと思っているのです。子供から大人まで、みんなが知っているアニメソングが、こんなにカッコよくなっちゃうんだ〜って驚きで、ジャズに興味を持ってくれた人がたくさんいます。ただ、そのアニジャズを、おじさんバンドが吹いたんじゃ絵にならないから、女の子バンドであるブラスタが必要とされるわけだ。というわけで、そうした社会活動に少しでお役に立ちたいと思う我々は、今日のジャズフェスや、地域の小中合同演奏会で、ブラスタのレパートリーを演奏し続けているのであり、うちの演奏を聴いた子供たちの何人かは、絶対に人生が変わったと信じて・・・いや、期待しております。

1月10日 駅伝脳になるまで

 年間通して私がチャンネル権を主張するのは、新年の3日間だけだというのに、うちの家族は「ただ走ってるのを見て何が面白いんだ?」的な罵詈雑言を浴びせてきます。冷静な私は決してブチ切れたりしません。ちょうど3日の大手町ゴールシーンを見ている時に、うちの二人は早くお笑い番組に変えたくて、テレビ付近に来て私に圧力をかけている所でした。ちょうどいいので、私が解説をスタート!「ここはガッカリ。出雲で○位だったから、今回は最低△位を狙っていた」・・・「ここは万歳。創部以来初のシード権だ」・・・。なぜ上位なのに落胆してたり、下位なのに狂喜乱舞してる所があるのか、明快に解説してあげると、いつの間にか二人とも画面に見入っていたな。ほ〜っほっほっほ。
 私がなぜゲーム脳ならぬ駅伝脳になったのか、思い返してみました。箱根に何となく興味が湧いたのは、早稲田とか明治みたいな、何でも強そうな大学を押しのけて、順天堂や大東がしのぎを削っていることでした。強そうなのがやっつけられるのを見るのが、常に好きです。そのうち、「山のスペシャリスト」という人がいることを知りました。みんながヘトヘトになってる上り坂で、バンバン追い抜いて行くってカッコいいな。日体大の平山とか、大東の奈良(現監督)が好きでした。この頃、全部は見ていなかったですが、5区だけは見るようになりました。5区を見ちゃうと翌朝の6区が気になります。順大の仲村(現監督)の6区は衝撃的でした。当時の常識よりかなり速かったせいか、中継車に追いつきそうになったりして、このスピード感に大興奮し、6区も見逃さないようになる。そして何と言っても山梨学院大の登場。部員数も少ない全くの無名チーム・・・これを私は待っていた!優勝に登り詰めた時は超感動。同じ理由で今は上武大を応援中。山梨といえば爆走留学生ですが、阪神にいたカークランドを始め、助っ人大リーガーの豪快さが好きだったので、山梨の大砲が登場する2区を必ず見るようになりました。私の駅伝人生に訪れた転機は、早稲田に櫛部、武井、花田の三羽ガラスが入学した時です。次の年には渡辺も入りました。小林という選手が2人いて、これも強かったので、どう考えても強すぎます。私の中に、V9時代の巨人に対するものと同じ気持ちが芽生え、猛烈なアンチ早稲田になりました。もはや全区間を見るようになって、ついには小田原や横浜まで出かけるという行動に出たのもこの頃です。時代は変わり、駒沢が初優勝した時は素直に喜びましたが、連覇の後はアンチ駒沢に・・・。この理屈で行くと、来年は上武と城西を応援し、アンチ東洋ということになるわけだ。当然、予選会は順大を応援します。
 歴代のランナーの中で、野性味というか凄みのある選手が好きでした。1区徳本、2区坪田で独走してその後撃沈した時の法政や、日体の暴走男、鷲見など。東海大の佐藤などは、速いんだけど面白みが無いっていうか・・・。山の神を比べても、柏原より今井の方が迫力ありました。こうして、ごひいきのチームや応援したい選手ができると、プロ野球に引けを取らない面白さがあるわけで、これが駅伝脳へのプロセスなのです。うちの家族の、ご理解ご協力を求める。

1月 3日 復路総括

【最優秀賞】 石田(7区城西大)
【優秀賞】 柏原(昨日の5区東洋大)、田中(7区東洋大)
【ダメダメ】 瀬古(解説者)、2日間の解説者全員、東洋大の監督

 1年前に大ブレーキや途中棄権した選手が、その悪夢を払いのけて活躍してくれるのを、すべての駅伝ファンは願っていると思います。見事その期待に応えて、7区2位の走りを見せ、ついでに初のシード権獲得をもたらした石田(城西7区)は、文句ナシのMVP。
 7区で区間賞の田中(東洋)は、昨日のヒーロー柏原から「オレが作っておいた貯金を、使っちゃっていいんだよ」と言われてリラックスできた・・・とか言ってましたが、絶対ウソに決まってる。勝負師だったら、そんな事言われて喜べるはずはなく、「オレをなめてんのか!貯金増やして来てやるぜ」って思うのが普通。だから田中の今日の走りは、実は「怒りの区間賞」だったのです。もちろん、これは柏原にとっても計算ずくで、田中を発奮させるための発言だったでしょう。だから、2人一緒に優秀賞。あくまで私の推測ですが、柏原は昨日も1〜4区の選手に対して、「ゆ〜っくり走って来い。何分遅れても、オレ一人でひっくり返してやる」くらいの事を言ったのではないかな?言ってなかったとしたら、来年は是非言って欲しいな。
 東洋の監督、9区で「後ろの山梨が来てるぞ!」と叫んで、選手を脅してましたな。5分もリードしてるから、まさか追いついて来るはずないと解っちゃいても、これはビビるでしょう。そして、レース終了後にこの大ウソはバレます。来年以降、この監督からのアドバイスは、オオカミ少年と同じになってしまいました。どんな状況であれ、ウソはいけません。何秒詰まってるとか、何分差でどこが来ているとか、正確な情報だけを伝えるべきだと思います。
 さて、今日も瀬古さん面白すぎました。東洋大の世古という選手について、何を言い出すかと思えば、「名前がいいですね」・・・。これを実況のアナウンサーが、物の見事にスルーしちゃったため、歴史に残る迷解説となりました。瀬古さんの場合、どちらかというと、余計な事をしゃべってハマるタイプのようですが、他の解説者たちはしゃべらな過ぎ。判で押したように「頑張って欲しいですねえ」的な発言ばかりで、箱根経験者という視点からの、興味深いお話が全くといっていいほど聞けません。来年こそは、徳本さんの復活を望みます。

2010年 1月 2日 往路総括

 明けましておめでとうございます。本年も、好きな曲の譜面だけを無料で書く、超ガンコ親父系営業(・・・営業と言えるだろうか?)を続行します(笑) では、第86回箱根駅伝往路の表彰です。

【最優秀賞】 該当者ナシ
【優秀賞】 森本(1区学連選抜)、矢沢(1区早稲田)
【ダメダメ】 北條(1区明治)、瀬古(解説者)、城西大の監督

 1区の選手ばかりになりました。2区は、ダニエルを始めとする大砲たちの爆発力が今ひとつで、5区は水戸黄門並みに順当な結末となってしまったため、ファンとして一番興奮したのが1区ということです。昨年1区区間賞の矢沢(早稲田)が、素晴らしい言葉を残してくれました。「1万mの持ちタイムは、その人の走る力だけを表しているに過ぎない。勝負を決めるのは気力」 同じような趣旨で、「速い」より「強い」選手になれ、ということが言われます。音楽でもそうなのかもしれません。ステージで感動的な演奏を提供できるのは、技術が高いだけのプレーヤーでは無いはずです。今年は、矢沢君自身が、勝負というものの難しさを示す結果となりましたが、健闘を讃えて優秀賞。そして、この1区波乱を演出したのは、序盤から先頭集団を引っぱり続けた森本(学連選抜)でした。昨年と同じスローな展開になっていれば、順当に矢沢の勝ちだったと思います。レースをガチンコ勝負化してくれたので、優秀賞。そして、本来なら最優秀賞にしようと思ったのが、区間賞を獲った明治の北條です。昨年矢沢がスパートした地点(下り坂)より前の、何と登りで仕掛けるという奇襲戦法。素晴らしい頭脳プレーで、完全な作戦勝ちだと思いましたが、インタビューを聞いてビックリ。ふとした気まぐれでスパートした・・・みたいな言い方。区間賞は「獲れちゃった」「まぐれ」・・・。うわぁ〜、何てこった。「区間賞狙ってました」「矢沢が去年より早いタイミングで仕掛けて来ないと確信し、あの登りでスパートと決めてました」って言って欲しかのに・・・。「江夏の21球」に勝るとも劣らない、手に汗握る心理戦の話が聞きたいと思うのは、私だけでしょうか?
 瀬古さんの解説は、私にはどうもしっくり来ないです。1区のハイペースに関して「このくらいの方が、見ていて気分いいですね」(ちょっとさげすむような口調) これ解説っていうより、ただの感想。瀬古さん、自分が速いもんだから、去年の1区を見ていてじれったかったんだと思います。2位につけていた矢沢についても、「ここから逆転行けるでしょ」と、根拠が薄い予想っていうか期待・・・いや、「オレだったら今すぐトップに躍り出るんだがなぁ」・・・みたいな感じ。だいたい、天才○○と言われた人が解説者になると、こんな雰囲気になりがちです。
 最後に、たしか城西大の監督だと思いますが、車から選手にかけている声が、「足が軽〜い 足が軽〜い 足が軽〜い 足が軽〜い 足が軽〜い 足が軽〜い 足が軽〜い 足が軽〜い 足が軽〜い 足が軽〜い 足が軽〜い 足が軽〜い・・・・」 言われている側は、催眠術みたいな感じで、本当に足が軽くなったように思えてきても不思議はないな。ただ大きな問題点は、この時、城西の選手の他に5〜6人がダンゴ状態で併走してたから、そこにいた全員の足が軽〜くなったと思うのです。やるんだったら、城西の選手だけが解読可能な暗号にしないといけませんね。ではまた明日・・・。


このページのtopへ